もう悩まない!社会人におすすめの勉強ジャンル5選

大人になってから勉強したいと思っているけれど、何をやればいいのか分からない!という悩みはありませんか?

学生時代にはあらかじめ指定された科目を履修することになっていて、「何を勉強するか自分で決める」経験はこれまであまりなかったかもしれません。

実際に私も、大学生の頃は自由に選択できる科目もありましたが、「勉強したいかどうか」ではなく「単位が取りやすそうかどうか」で決めてしまっていました…。
今思えば、かなりもったいないことをしたなと感じます。

大人になってからの勉強では、何をやるかもすべて自分で決めることができます。
そのせいで悩む人もいるかもしれませんが、何でも選べるのはむしろチャンス!

社会人の勉強としておすすめの勉強ジャンルと、それを勉強することでどんなメリットがあるのかを紹介します。
それぞれのジャンルに関連する代表的な資格も掲載しているので、資格取得を検討している人も必見です。

目次

おすすめ勉強ジャンル

OAスキル

社会人になってから利用頻度がぐっと増えるパソコン。
今では、パソコンスキルはあらゆる職種で求められるようになってきました。

そこで、WordやExcel、PowerPointなど Microsoft Officeのソフトを扱うスキルをはじめとして、PC操作全般を広く習得しておくと業務効率が大幅アップします。
今まで手計算していたものを一括計算できるようになるなど、時間だけでなく正確性も向上しますよ。

事務系の職種で人気の資格の一つに、『MOS』と呼ばれるものがあります。
この資格を取得すると、Officeソフトの利用スキルを持っていることを客観的に証明できます。

転職の際にもOAスキルの有無は重視されることが多いです。
特に、Officeソフトを利用している会社はとても多く、利用スキルを持っていると重宝されます。
ソフトのバージョンが変わっても基本操作はそこまで大きく変わらないことが多いので、身につけておいて損のないスキルでしょう。

OAスキルに関する代表的な資格
  • MOS
  • 日商PC検定

英語、その他語学

グローバルに展開する企業が増えているため、語学も欠かせません。
TOEICのスコアを採用条件にしている企業もあります。

最近は翻訳技術も発達しているので、自動翻訳でなんとかなってしまうことも多いですが、現地の方々とリアルタイムでやり取りができると信頼関係も深まるでしょう。
信頼の深さが商談結果に直結することも多いため、ビジネスパーソンにとっては今だに重要なスキルとなっています。

また、外国語で書かれたものを一度日本語に翻訳して読むのと、外国語のままで読むのとでは情報収集の効率やスピードも変わってくるでしょう。

最近では、話者の多い中国語を学ぶ人も増えています。
ちなみに英語を母国語として話す人は5億人ほどですが、中国語はなんと13億人とも言われています。
中国語にはたくさんの方言があり、それらをすべて合わせた人数ではありますが、英語の2倍以上とは驚きです!

英語スキルに関する代表的な資格
  • TOEIC
  • TOEFL
  • IELTS
  • 英検

マネー系

簿記や会計など業務で活かせるものから、FPのように個人の家計に関するものまで様々です。

これまで、日本の学校教育ではお金に関する授業はほとんどありませんでした。
そのため今の大人は、お金の知識が皆無のまま社会に放り出されている状況です。
人生とお金は切っても切れない関係にあるので、お金の勉強はすべての人がやるべきと考えています。

最近になってようやく中学・高校での金融教育が義務化されました。
金融庁などの公的機関が作成した教育資料の一部は、無料で誰でも閲覧できます。

マネースキルに関する代表的な資格
  • 簿記
  • ファイナンシャル・プランナー(FP)
  • DCプランナー

IT

「DX人材」などと呼ばれることもあるように、IT系のスキルを持った人が強く求められています。

先ほど紹介したOfficeソフトの利用スキルなども、「ITスキル」として分類されることもあります。
ここでは、よりエンジニア色の強いITスキルをいくつか挙げました。

代表的なITスキル
  • プログラミング
  • セキュリティ
  • ネットワーク
  • クラウド

これらのスキルを証明できる資格は非常に種類豊富ですが、国家資格も多いのが特徴です。
ここでは一例を紹介します。

ITスキルに関する代表的な資格
  • IT系全般
    • ITパスポート
    • 基本情報処理技術者
    • 応用情報処理技術者
  • エンジニア系
    • 情報セキュリティスペシャリスト
    • ネットワークスペシャリスト
    • データベーススペシャリスト
    • エンベデッドシステムスペシャリスト
    • AWS認定資格
  • マネジメント系
    • ITストラテジスト
    • システム監査技術者
    • プロジェクトマネージャー

マネジメント

社会に出てしばらくすると、部下ができてマネージャー(管理職)として仕事を回すようになります。
しかし今までマネジメントの練習はしてきていないので、いきなりチームを任されて困ってしまう、プロジェクトが上手く進まないといった悩みを抱えることも。

若い頃に業務で好成績を残していたことと、マネジメントスキルを持っていることはまた別の問題です。
では、マネージャーにはどんなことが求められるのでしょうか。

マネージャーに求められるスキルの例
  • リーダーシップ
  • コミュニケーション能力
  • 計画推進力
  • スケジュール管理能力
  • 部下の指導力
  • 経営知識

このように、マネージャーには幅広い知識とスキルが必要です。
実務経験を通じて培われていくものも多いので一朝一夕に「良いマネージャー」になることはできません。
しかしあらかじめ知識だけでも身につけておくことで、マネジメント能力向上への近道になるでしょう。

マネジメントスキルに関する代表的な資格
  • PMP
  • PMC
  • ビジネスマネジャー検定試験
  • ビジネスマネージメント認定試験

どんな勉強方法がある?

社会人の勉強では、「どのように勉強するか」も自分で決められます。

なるべくコストを抑えて学ぶか、できるだけ短期間で習得するかなど、何を重視するかによって最適な方法は変わってきます。
基本的に、かかるコストと勉強効率はトレードオフの関係にあります。

手軽にできるものから順に紹介するので、状況に合わせて選択してみてください。
メリットをピンク色、デメリットを青色で示しました。

インターネット検索

よくまとまった記事がネットに無料掲載されていることがあるので、ちょっとした軽めの内容であれば検索するだけで解決するかもしれません。

思い立ったらすぐに調べられて、コストもかからないというメリットがありますが、検索するときのキーワードによって求める情報が得られるかが決まります

動画学習

YouTubeなどで無料で視聴できる動画にも、内容がよくまとまっていてとても勉強になるものがあります。
あらかじめ人気のチャンネルを調べることで効率よく学習できるでしょう。

出先や移動中などの隙間時間でもサクッと視聴できて、コストもかからないことがメリットです。
逆に最近は動画が増えているので、適したものを見つけるのが大変なことも。

書籍

ネットやYouTubeは無料で手軽に閲覧できる反面、情報の精度と正確性が玉石混交です。

その反面、出版されている書籍なら情報の正しさはある程度担保されています。
また、一つの内容が1冊にまとまっているので理解を深めやすいのもメリット。

専門家が書いているなどの場合も多く、内容の濃さに比べて安価に手に入るのでコストパフォーマンスはかなり良いと思います。

セミナー・研修

単発のセミナーや研修を受けるのも刺激になるでしょう。
無料のものから有料のものまでさまざまですが、最近はオンライン開催も増えているので比較的気軽に参加できます。

費用と質がピンキリですが、ここまでに紹介した方法よりも当事者意識が生まれやすい方法です。

通信教育

ある程度難易度が高い勉強(資格取得)をしようと思った時に、効率よく進められるのが通信教育。
無料期間などが設けられていることもありますが、基本的には有料です。

オンラインで受講できるので時間・場所が自由になることが多いですし、お金を払っているので「やらなきゃ!」という緊張感も生まれます。

確実に身につけたいスキルや取得したい資格であれば、身銭を切って講座を受講することで最短経路で習得でき、挫折しにくくなるというメリットがあります。

スクールに通う

オンライン形式の講座ではなく、自ら講座の開催場所に出向いて学ぶスクール型。

移動時間がかかったり、時間と場所が決まっているという制約はあるものの、今回紹介した中でもっともスキルが身につきやすいです。
また、共通の目標を持った仲間に出会えるという大きなメリットがあります。

一人で勉強していると、最初はよくてもだんだんとやる気がなくなってきてしまうことが多いですよね。
仲間がいれば辛いときも支え合えて、刺激を与え合えます。

勉強ジャンルの決め方

ここまで読んでみたけど、自分に必要なものがどれか分からない!という人に、おすすめの勉強ジャンルの決め方を紹介します。

  • 今の仕事に活かせそうなもの
  • 興味があること
  • 趣味に通じるもの

ちなみに私はIT系の職種に就いているので、入社前に『基本情報処理技術者』を取得(❶)しました。
そして3年ほど前、結婚を考え始めたときに将来のお金の不安を感じたので『FP』を取得(❷)しました。
このあたりで勉強が楽しくなってきて、趣味でもある美容関連の知識も身につけたいと思い『化粧品検定』を取得(❸)しました。

「❶今の仕事に活かせそうなもの」は成果が分かりやすいですが、もしつまらなくて続かないという場合には❷や❸のジャンルから勉強を始めてみるのも良いと思います。
好きなことについて学ぶのはとても楽しいですよ!

とりあえずやってみる!

勉強したことは、たとえ中途半端でも決して無駄にはならないと考えています。
なので「何を勉強しようかな?」と悩んでいる時間がもったいない!

試しにとりあえずこれ!と決めて始めてみて、違ったなと思ったらやめて別の勉強をするのも全然あり。
少しでも手をつけた内容なら今後はある程度の想像がつくようになりますし、もしまた再開するとしても今度はゼロからのスタートではなくなります。

むしろ、広く浅く色んな知識を持つことも社会人にとっては必要だと感じます。

今回は各勉強ジャンルを学ぶことのメリットを紹介しましたが、「社会人が勉強すること」自体にも大きなメリットがあるので、こちらの記事でモチベーションを高めてくださいね!

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