2歳児が言葉より先に手が出る…叩く・押すのはイヤイヤ期だから?親の対応を解説

2歳頃になると、言葉よりも先に手が出てしまう子は少なくありません。

「お友達を急に叩いてしまった。」
「思い通りにならないと押してしまう。」
「ダメって言っているのに、何度も手が出る…。」

お友達や兄弟を叩いてしまったり、おもちゃを取られて押してしまったりすると、「このままで大丈夫なのかな」と心配になりますよね。

特に外出先では、相手にケガをさせないかヒヤヒヤしてしまうこともあるでしょう。

でも、2歳頃に手が出ることは、必ずしも「乱暴な子」というわけではありません。

まだ言葉で気持ちを伝える力が十分ではなく、感情が先にあふれてしまうことで起こる場合が多いのです。

もちろん、「叩いてもいい」ということではありません。

大切なのは、理由を知ったうえで落ち着いて対応することです。

この記事では、2歳児が叩いたり押したりしてしまう理由と、親ができる関わり方についてご紹介します。

目次

2歳児が手を出してしまうのは珍しいことではない

2歳頃は、自分の気持ちがどんどん強くなる時期です。

「貸してほしい。」
「それで遊びたい。」
「イヤだった。」

そんな気持ちはあるものの、まだ言葉で上手に伝えることは難しい子もたくさんいます。

そのため、思いが伝わらないもどかしさから、叩いたり押したりしてしまうことがあります。

また、相手がどう感じるかを想像する力もまだ発達の途中です。

「叩いたら痛い」ということは少しずつ理解していきますが、その場では感情が先に動いてしまうことも珍しくありません。

この時期に手が出る子は決して少なくないので、「乱暴な子なのかも」と焦る必要はないです。

だからといって放っておくのではなく、「今は練習中なんだ」と考えながら少しずつ教えていくことが大切です。

手が出る理由を知ることが対応の第一歩

子どもが叩いたとき、「どうして叩いたの?」と聞いても、うまく答えられないことがあります。

それは、自分でも理由を整理できていないからです。

実際には、

  • 遊んでいたおもちゃを取られそうになった
  • 順番を待てなかった
  • びっくりした
  • 眠かった
  • 疲れていた

など、そのときの状況が関係していることがほとんどです。

「また叩いた!」と行動だけを見るのではなく、「何がきっかけだったのかな」と考えてみることが大切です。

次に同じような場面に遭遇したとき、事前に回避できるようなヒントが見つかることもあります。

例えば、お腹が空いていると機嫌が悪くなりやすい子なら、お出かけ前に軽く食べておくだけでも違うかもしれません。

原因が分かれば、予防できる場面も増えていきます。

まずは落ち着いて「叩いたら痛い」を伝えよう

子どもが誰かを叩くと、親も驚いてしまいますよね。

私も、我が子が他人を叩いてしまったという事実と、叩かれた相手への申し訳なさで焦っていました。

つい大きな声で叱りたくなる気持ちもよく分かります。

でも、強く怒鳴ると、子どもは「怒られた」という印象だけが残ってしまうことがあります。

まずは相手の安全を確保し、

「お友達、痛かったよね。」
「叩かれると悲しいよ。」
「叩くのはダメだよ。」

と短く、落ち着いた声で伝えましょう。

長く説教をしても、2歳児にはまだ理解が難しいことが多いものです。

シンプルな言葉を繰り返し伝えることで、少しずつ「叩いてはいけない」というルールを学んでいきます。

「言葉で伝える練習」を少しずつ増やそう

手が出る子に必要なのは、「叩かない!」と叱ることだけではありません。

代わりにどう伝えればいいのかを教えてあげることも大切です。

例えば、

「貸してって言おうね。」
「イヤだったんだね。」
「順番こで遊ぼうね。」

など、親が言葉を代わりに伝えてあげることで、子どもは少しずつ表現の仕方を覚えていきます。

最初はうまく言えなくても、少しずつ身についていきますので大丈夫です。

毎日繰り返すことで「手ではなく言葉で伝える」という経験が積み重なっていきます。

手が出なかったときはしっかり褒めよう

叩いてしまった場面ばかりに目が向きがちですが、「手が出なかった場面」にもぜひ注目してみてください。

例えば、

順番を待てた
「貸して」と言えた
我慢できた

そんな姿が見られたら、

「ちゃんと言えたね。」
「待てたね。」
「ママうれしかったよ。」

と具体的に褒めてあげましょう。

子どもは褒められた経験を繰り返すことで、「こうすればいいんだ」と少しずつ学んでいきます。

叱ることよりも、できたことを認める時間を増やす方が、長い目で見ると良い行動につながりやすいと言われています。

親も自分を責めすぎなくて大丈夫

子どもが誰かを叩いてしまうと、

「ちゃんと育てられていないのかな。」
「私の育て方が悪いのかも。」

と落ち込んでしまうことがあります。

でも、2歳頃に手が出ることは珍しいことではありません。

もちろん、そのまま放っておくのではなく、その都度伝えていくことは大切です。

ただ、一度伝えたからといって、すぐにできるようになるわけではありません。

子どもは失敗を繰り返しながら少しずつ成長していきます。

親も「今日は昨日より少し落ち着いて伝えられた」「今日は手が出る前に止められた」と、小さな変化に目を向けてみてください。

完璧を目指さなくても大丈夫です。

こんなときは相談することも大切

手が出ること自体は成長の過程でよく見られますが、

  • 年齢に対して極端に頻繁に続く
  • 集団生活が難しいほどトラブルが多い
  • 発達面でほかにも気になることがある

このような場合は、小児科や自治体の育児相談、発達相談などを利用するのも一つの方法です。

相談することで、「この時期ならよくあることですよ」と安心できたり、家庭でできる関わり方を教えてもらえたりすることもあります。

一人で抱え込まず、困ったときは周りを頼ることも大切です。

まとめ

2歳児が叩いたり押したりしてしまうのは、まだ言葉で気持ちを伝える力が発達の途中だからこそ見られる姿です。

大切なのは、

  • まず理由を考えてみること
  • 落ち着いて「叩くのはダメ」と伝えること
  • 言葉で伝える方法を教えること
  • できた場面でたくさん褒めること
  • 親も自分を責めすぎないこと

です。

今は心配になることもあるかもしれませんが、子どもは毎日の経験の中で少しずつ相手の気持ちを理解し、言葉で伝える力を身につけていきます。

焦らず、一歩ずつ成長を見守っていきましょう。


手が出ることが頻繁に起きると、「もしかしてうちの子って育てにくいのかな?」と不安になることもあるかもしれません。

そんなときは、こちらの記事も参考にしてみてください。

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